賃貸仲介業を行うハウスコム(東京都港区)は4月30日、2014年3月期の決算発表会を、東京都千代田区に立つグラントウキョウノースタワーの大和コンファレンスホールで行った。
初めに田村穂社長が同社のミッション「住まいを通して人を幸せにする」ことに対して、自身の経験を語り、ミッションに対しての意識の高さを表明した。
売上高に当たる営業収益は82億4400万円と過去最高となった。
営業利益は3億3400万円とし、前期比89.6%の大幅増益を実現した。
営業収益は期初計画に9000万円及ばなかったものの、販促費・人件費を抑制したことで、利益自体は伸びたと田村社長。
配当は期末配当を6円増配。年間31円の配当を予定している。
2015年3月期の戦略として「昨年は店舗数を1店舗減らしたが、売上を高めることができた。2015年は再び新規出店を加速していく」(田村社長)
12月までに8店舗を出店し、期末で140店舗まで、数を増やしていくという。
今後は、のれん分け形式のFC展開を検討するという同社。
「まずは、今期社内で希望者を募り、教育していく。来期には出店につなげていきたい」(田村社長)。
FCによる全国展開を推進していくという。
今年3月1日付で社長に就任した田村社長は、「前に前に進んでいければと思う」とその意気込みを語った。