回線工事の技術力に強み
全戸一括型インターネットサービスを展開するイーブロードコミュニケーションズ(大阪市)は、回線工事における技術力を強みに、7月末時点で27万戸以上の住宅に「e‐Broad(イーブロード)光マンション」を提供している。
全国8カ所に営業拠点を構え、物件の現地調査から施工、アフターサポートまで、自社で対応できる体制を整える。営業推進部の新井裕介リーダーは「全国の広い範囲で自社施工を行っており、地域を問わず同じクオリティーでサービスを提供できる点が強みだ。各拠点のスタッフは現地採用することに重点を置いており、地域の事情を熟知したスタッフが即時に対応する」と話す。
高い施工技術と問い合わせに対する迅速なサポート体制により、リピーターとなっているオーナーが多い。既存物件への導入においても、物件の意匠性を損なわない施工は高評価を得ているという。「20年以上にわたりネットサービスを提供する中で施工ノウハウを蓄積してきた。回線用の配管がないなどの施工が難しい既存物件でも、美観を保つことが可能だ」(新井リーダー)
今後はネットを軸に、オーナーや物件の状況に合わせたソリューションのさらなる強化を図っていく。商品開発にも携わる新井リーダーは「これまでもデジタルサイネージやスマートフォンで操作可能なオートロックシステムなど、ネットを活用した総合的な提案を行ってきた。時代のニーズに沿ったサービス展開のため、パフォーマンスを重視したソリューション提供の準備を進めている」と語る。
(2024年8月5日35面に掲載)