寄付までを一括発注
福岡県住宅供給公社(福岡県福岡市)は1月13日、企業からコンペ形式でリノベーション企画を募集する
「平成28年度 賃貸住宅 団地タイプ 住戸改修事業 企業開発提案競技」を公表した。
2回目の実施。
5戸の企画設計、施工、募集業務を一括で発注する。
空室が増える築40年ほどの物件を刷新し、商品の訴求力回復を図るとともに、民間企業が持つリーシングのノウハウを取り入れることで、早期満室を目指す。
1月27日に事業説明会を開催。
参加申込受付は2月4日、提案書の提出は3月11日まで。
書類審査で最大3案を選定し、最終選考のプレゼンテーションによって採択案を1つに絞る。
8月末までの完成を目標に5戸を着工し、その後20~30戸の施工も検討する。
設計費や施工費を含む事業費用は1戸あたり350万円(仲介手数料は別途)。
完成した翌月末の委託費支払日までは専任媒介権が付与される。
対象となる団地は、福岡市西区の壱岐団地、北九州市八幡西区の浅川団地と本城団地、筑紫野市の京町団地・京町第二団地。
前回実施した提案競技で採択したのは、不動産プラザ(福岡県北九州市)、タムタムデザイン(福岡県北九州市)、不動産中央情報センター(福岡県北九州市)、トーマスリビング(福岡県福岡市)、駅前不動産(福岡県福岡市)による共同チーム。
外壁面を断熱強化し、基本性能を向上させた。
内装は土間やモルタル現し、無垢フローリング、麦わらを圧縮したOSSB板など多様な素材を活用した企画になっている。