国内750万件以上の賃貸住宅データを抱えるスマサテ(東京都目黒区)の高澤郁理取締役が、自社のビッグデータをもとに実態を伝える連載。今回より主要エリアの築年数帯を四つに分けた設備の導入傾向をお伝えします。第1回は「セキュリティー設備」について紹介します。
テレビモニター付きインターホン」は新築~築10年全地域で9割の付帯率
まずは、「テレビモニター付きインターホン」について見ていきます。東京都の新築~築10年までの付帯率を見ると91.7%と高い値となっています。築11年~20年になると70%台となり、21年以降になると30%前後となります。防犯設備のファーストチョイスとして選ばれ、10年ほど前からほぼ新築時の必須設備となったのではないかと考えます。