大和ハウス・レジデンシャル投資法人(東京都千代田区)は、3月25日に福岡市中央区にある「ディーウイング・ベイタワー」と、3月29日に大阪市浪速区にある「ロイヤルパークスなんば」を取得する予定だ。
2物件はともに賃貸マンションで価格は合わせて57億4000万円。「ロイヤルパークスなんば」は14階建てRCマンション。2階から14階までが賃貸用の住居となっており全161戸。大和リビング(東京都江東区)が管理する。「ディーウイング・ベイタワー」は福岡市内に立つ全212戸のRCマンションで管理はミヨシアセットマネジメントが行う予定だ。
大和ハウス・レジデンシャル投資法人は2006年に大和ハウスアセットマネジメントとしてJ--リートに上場。現在の所有物件は123物件。うち122物件は住居。3月末には計125棟になる。大和ハウス工業が、運営管理業務に関するノウハウやアドバイス、運用業務の遂行に必要な人材の派遣などを行なう。
今回の物件取得について同投資法人の資産運用を行う大和アセットマネジメント財務企画部の漆間裕隆部長は「東京23区以内を中心に物件を取得していきますが、いい物件があれば、地方都市での取得も考えています」と語った。
取得物件の管理は、基本的に1都3県、大阪市、名古屋市は大和リビングが行う。札幌、仙台、福岡などの地方都市は地元のPM(プロパティマネジメント)会社に委託する方針だという。