学生向けマンションの企画・運営を行うジェイ・エス・ビー(京都市)は4月20日、同社で初となる長野県での食事付き学生マンションの運営を開始した。2022年8月から入居募集を開始し、合否発表後の3月には100人超のキャンセル待ちが発生した。
100人超のキャンセル待ち
物件名は「学生会館Uni E'meal(ユニエミール)信州松本EAST・WEST(イースト・ウエスト)」で、JR篠ノ井線松本駅から自転車で13分程度の場所に位置する。RC造の4階建てで、全130戸の大型物件だ。
専有部はすべて22㎡ほどの1Kで、家賃は3万7500~4万9000円。1階には食堂を設け、家賃とは別の月額料金で朝・夕食を提供する。
同物件は信州大学からは徒歩10分の場所にあるため、同校の学生の入居が9割以上を占めた。
広報室の福田泰征氏は「松本駅周辺には食事付きの学生向けマンションの供給が少ない。そのため当物件への反響が大きかった」と話す。特に、子どもの食事環境を心配する親世代が食事付きの物件を求める声が高かった。
22年11月には同社は賃貸仲介店舗「UniLife(ユニライフ)信州松本店」をオープンし、長野県へ進出した。今後も全国的にエリアの拡大を続けていく。
(2023年5月1・8日3面に掲載)