当社ストライク(東京都千代田区)は、東証プライム上場のM&A(合併・買収)仲介会社で、1997年7月の設立以降、一貫して、円滑な経営権の継承を目的としたM&Aの支援を行っています。業種を問わず幅広くM&Aを支援をしていますが、近年では、特に不動産管理事業の分野でのM&Aに積極的に取り組んでいます。今回は、譲渡企業(売り手)目線でのM&Aのポイントについて事例を基に説明します。
一代企業の承継 円滑な事業譲渡
売り手企業は、1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)を中心に不動産管理事業を展開する会社で、顧客からの高い評価を得て、長年、取引先にも恵まれていました。この企業は、現在の代表が一代で築き上げた企業であったことから、かねてより社内外での後継者人材の確保、育成が課題となっており、事業を後世に残し、顧客に対して安定した変わらないサービスを提供するためにM&Aを選択肢として入れていました。