初期費用明確化、仲介しやすく
福岡県の飯塚市など県央のエリアを商圏に594戸を管理するLife(ライフ:福岡県新宮町)の管理物件の入居率は98.12%(3月末時点)だ。
管理物件の入居率を高めるための取り組みは、大きく二つある。内村優介社長は「管理物件がどれだけ入居希望者の目に触れるかが重要。そのためには賃貸仲介を行う会社側の、紹介や契約する際の手間をできる限り減らす工夫が必要だと考える」と話す。
一つ目がインターネットに掲載する情報の充実だ。業者間の物件流通サイトに掲載する物件情報には、基本情報をすべて入力したうえで特約の内容も記載。仲介会社が管理会社に問い合わせをせずに、初期費用の見積もりを作成できるように工夫している。掲載する特約は、短期解約違約金、更新料の有無、ペットの飼育条件など。仲介の接客時に入居希望者に聞かれる内容を想定し、幅広く情報を載せるという。
二つ目は、賃貸借契約書の作成を自社で行うことだ。管理物件の契約が決まった場合、顧客情報を印字した契約書を作成し、仲介した店舗に手渡し、または郵送している。Lifeが管理する物件の仲介件数が特に多い店舗には、その店舗の住所や会社名を媒介事業者の表示欄に印字した契約書を提供している。契約書作成のタイミングは、基本的に賃貸仲介店舗から契約予定日を聴取した翌日だ。Lifeが印字した契約書があれば、仲介会社は通常30分かかる契約書の作成を10分ほどで行うことができるという。
さらに、電子契約の導入や、マイソクの記載内容の統一に加えて、空室確認の受電時に空き予定物件の情報提供などを行う。
今後については「年々需要が高まっている外国人の入居受け入れに関して、スムーズな運営方法を確立することで、入居者の幅を広げていきたい」(内村社長)
Life
福岡県新宮町
内村優介社長(41)
(2023年8月21日4面に掲載)




