不動産会社の経営者や幹部が有志で運営する「ちんたい研究会」は10月17日、不動産会社の優れた取り組みを表彰するコンテスト「ちんたいグランプリ」を開催。会場となった東京都新宿区の新宿区立新宿文化センターには、不動産会社などから130人が来場し、ファイナリストの発表に、耳を傾けた。
JAアメニティーハウス、頂点
ちんたいグランプリとは、不動産業界における優れた取り組みを共有し表彰することで、業界の発展を目指すイベント。
7回目の今回は35件の応募の中から、書類選考を通過した8人が登壇。10分間のプレゼンテーションで、自身が取り組んできたこととその効果を伝えた。
グランプリは神奈川県内を中心に約2万2000戸を管理するジェイエーアメニティーハウス(以下、JAアメニティーハウス:神奈川厚木市)賃貸工務部建物管理課の須藤基宏氏が受賞した。
管理物件で問題化していた建物共用部の汚れや雑草の駆除に、提携する職人と共に出し合ったアイデアで対応。環境美化により、クレームを大幅に減らした実績を熱く語った。須藤氏は受賞を受け「ここまで一緒に取り組んでくれた職人さんたちに報告したい」と、喜びを語った。
準グランプリは外国人向け賃貸仲介にも力を入れる日本エイジェント(愛媛県松山市)国際事業部国際リーシング室のベトナム人社員、グエン・ティ・チュック・マイ氏。
ちんたい研究会代表のクレシオ(千葉県船橋市)木村勉社長は「ちんたいグランプリを、業界に従事する人たちにとって、輝く憧れのステージにしたい」と語った。
(2023年11月6日1面に掲載)