不動産オーナー向けアプリの開発・提供などを行うWealthPark(ウェルスパーク:東京都渋谷区)は、11月1日、中央日本土地建物(東京都千代田区)や旭化成ホームズ(同)をはじめとした不動産会社など16社から、第三者割当増資による資金調達を行ったことを発表した。調達総額は13億6000万円。
調達総額は13億6000万円
出資企業の多くは、賃貸管理を行う、もしくはグループ会社で賃貸管理業を営む会社で、WealthParkのオーナーアプリ「WealthParkビジネス」を利用している企業となる。
今回の出資を通じて、管理会社としては、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進するとともに、不動産を中心としたオーナーの資産を管理する立場として、オーナーアプリを活用したさらなる投資機会を創出することに期待を寄せている。
WealthParkの山地壮太執行役員は「今回の資金調達で、不動産業界におけるDX化をより一層推進していきたい。それに加えて、全国の不動産会社とより強固なパートナーシップを結びながら、個人投資家に向けた不動産クラウドファンディングをはじめとした『新たな資産運用』の体験を広げていく」と話す。
資金調達の発表と併せ、これまでオーナーアプリ事業の専務取締役を務めていた手塚健介氏が11月1日付で代表取締役副社長COOに就任。川田隆太代表取締役社長CEOと共に、共同代表となる経営体制に変わることで、オーナーアプリ事業を中心にさらなる事業拡大を図る。
10月末時点のWealthParkビジネスの導入社数は160社以上、WealthParkが提供するオーナーアプリの利用人数は8万人に上る。
(2023年11月20日2面に掲載)