ハウジングエステート、地震被害に対応、年19件受注

管理会社ノート大規模修繕編

管理・仲介業|2023年12月05日

  • twitter

 管理戸数5341戸のハウジングエステート(宮城県仙台市)は、緊急性の高い工事を中心に、大規模修繕工事を安定的に受注してきた。今後は、工事事業での収益拡大を見据え、提案力を強化していく方針を掲げる。

専門知識の習得で営業強化へ

 商圏である宮城県仙台市に管理拠点を1拠点構える。全従業員60人のうち、大規模修繕の提案担当者は管理業務との兼務で14人。管理を受託するオーナーの属性は7割が投資家で、特に県外在住のサラリーマンが多いのが特徴だ。管理物件のうち、木造が50%、鉄骨造が15%、RC造が35%を占める。平均築年数は20年。

 2022年10月から23年9月までの1年間における大規模修繕工事の受注件数は19件。年間平均20件程度で推移する。

 工事の体制は、オーナーが直接施工会社に依頼するか、ハウジングエステートが元請けとなる場合の2通り。同社が工事を依頼する施工会社は3社程度。工事の受注単価は平均で100万〜200万円。受注する工事の主な内容は、外壁の防水や塗装、タイルの貼り替えなどだ。

ハウジングエステートの会社情報

 大規模修繕を提案する対象は、安全性に欠けている物件だ。管理部が実施する月1回の定期巡回で「階段の鉄骨のさび」「タイルの剥がれ」「外壁のひび」を注意して確認。放置していると二次災害につながる可能性のある修繕箇所を発見する。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『ハウジングエステート、2週間でオプション付け替え』

検索

アクセスランキング

  1. アルデプロ、上場廃止

    アルデプロ

  2. 全国賃貸管理ビジネス協会、シンポジウムを開催

    全国賃貸管理ビジネス協会

  3. カナリー、LINEグループ対応開始

    カナリー

  4. Facilo、12億円調達 機能と支援拡充

    Facilo(ファシロ)

  5. LPガス、7月から法改正

    経済産業省

電子版のコンテンツ

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ