不動産の売買仲介事業を展開する東急リバブル(東京都渋谷区)は、東急電鉄沿線以外への新規出店を強化している。同社は元々、東急線沿線や東急グループが過去に開発を手がけた土地を中心に出店してきた。未開拓エリアに出店することで、売買・賃貸仲介での新たな案件を狙う。
未開拓エリアの売買需要狙う
同社には売買仲介のみの店舗と、売買・賃貸仲介に対応する店舗の2タイプがある。賃貸仲介併設の店舗は、全体の2割ほどだ。
同社によると、競合他社は店舗数を減らしているという。一方、同社の2018年末の店舗数は190店舗で、22年末には210店舗と増加傾向。23年は6店舗を新たに出店し、1店舗を移設した。取り扱う不動産は、実需向けが8割、投資用が2割だ。