関西エリアを中心に賃貸事業やホテル事業を展開するブエナビスタ(大阪市)は、4日に第11期決算説明会を大阪市内のホテルにて行った。決算説明会を行うのは今回で3回目で、金融機関担当者をはじめ、建築会社、設計事務所などの取引先企業が45人出席した。
金融機関担当者ら45人が参加
2010年に設立した同社は、現在、12棟322戸を所有。近年は新築賃貸マンションに加え、ホテルも新築し運営してきた。11期の売上高は3億7585万円で、そのうち89%の3億3299万円が住宅の賃料収入。営業利益は1億3092万円、経常利益は6738万円。不動産売却もあり、当期純利益は2億3392万円となった。
新型コロナウイルス禍の中でも、新築竣工による賃料売り上げの大幅増収効果に加え、売却3物件による固定資産売却益5億円という多額の計上効果により、大幅な増収増益となった。また6棟155戸が竣工し、8月末時点では入居率が99%だった。
「当社は3年前から50年企業を目指して経営している。子どもは4人いて上の子が11歳。子どもに事業承継をきちんとできるように夫婦でノウハウを蓄積、共有し、さらなる発展を目指す」と図越寛代表取締役は語った。
ブエナビスタ
大阪市
図越寛代表取締役(40)
(2021年11月22日・29日3面に掲載)