管理重視、30年に10万戸目指す
受託数約3500戸増
タウングループは、賃貸管理のアレップス(東京都千代田区)、賃貸仲介を担うタウンハウジング(同)を中核会社とする。22年12月期のグループ売上高は398億5100万円。前期比8.3%の増収だった。そのうち、235億1600万円と、約6割を占めるのがアレップスの賃貸管理・リフォーム事業だ。管理戸数は5万3294戸(23年12月1日時点)となった。
タウングループの代表を務める新田泉社長は「ストック型の売り上げを高め、仲介店舗の出店コストや会社の販管費をカバーできるようにしていく」と語る。
23年に強化課題として取り組んだのは主に二つ。一つ目は空室期間の短縮だ。空室期間については、KPI(重要業績評価指標)を定め、退去から新規入居までの日数を単身者向け物件で7日間、ファミリー向けで10日間として設定。リーシング部門、管理部門、リフォーム部門が連携し取り組んだ。具体的な数値を社員に意識させたことで結果が表れ始めており、管理物件の入居率は98.7%と高い数値を維持する。