相互送客など目指す
貸会議室事業を手がけるティーケーピー(以下、TKP:東京都新宿区)は6日、賃貸仲介・管理大手のAPAMAN(アパマン:東京都千代田区)の株式を取得し、APAMANの主要株主第2位となった。今後は2社による事業シナジーの向上を図る。
TKPが取得したAPAMANの株式は259万1800株。これにより、TKPによるAPAMANの議決権比率は14.46%となった。
TKPによる株式取得の目的は両社の関係性の強化。オーナー向けのサービス拡充のほか、両社共に法人顧客が多いことから、法人顧客の相互送客を狙う。そのほか、APAMANが保有する不動産情報の共有なども実施したい考えだ。
中長期的には、特にインバウンド(訪日外国人)向けにIT業界で働くノマドワーカーの集客を目指していく。具体的には、TKPのコワーキングスペースを利用する顧客への住居提供などを構想しているという。
(2024年2月26日1面に掲載)