法人・一般好調も、学生は苦戦【2024年繁忙期総括】

住まいの戸田,クラッシー・ホームズ,ホワイトホームズ,つばめ不動産,グッドフェイス,高山不動産,アルカディア管財,三好不動産,早川不動産,武蔵小杉駅前不動産

統計データ|2024年05月13日

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 2024年の繁忙期ではエリアごとに属性別の成約動向に違いが見られた。1都3県(東京、神奈川、埼玉、千葉)の不動産会社では法人の契約が好調だった一方、1都3県以外では一般顧客(以下、一般)の契約状況が「よかった」との回答割合が高かった。

1都3県、属性別の明暗顕著

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 属性別の成約動向を見ていく。全体では法人と一般の成約状況が「よかった」との回答が30%を超えた一方、学生は「よくなかった」が21.1%で、「よかった」の19.2%を上回った。

 「1都3県」と「1都3県企業以外」に所在する会社では、顧客属性ごとに動向が分かれた。

属性別成約動向グラフ

 1都3県に所在する企業で、成約が好調だった回答の割合が最も高かった属性は法人で、35%だった。次が一般の32.7%となった。対して1都3県以外の企業では、「よかった」の割合が高かったのは一般で32.1%。法人は31.7%と逆転している。

 両者に共通しているのが学生顧客の成約が低調である点だ。

 1都3県の企業では「よくなかった」が25.5%、「よかった」が20.4%と5ポイントの差が開いた。1都3県以外の企業では、「よくなかった」が19.5%と「よかった」の18.7%を上回った。

 年間378件の賃貸仲介(以下、仲介)を行う住まいの戸田(北海道千歳市)は、24年繁忙期の成約件数が23年繁忙期比(以下、23年比)120%と好調だった。特に1月の成約件数は倍になった。戸田貢介社長は「成約件数の6割を法人が占める。新型コロナウイルス明けで、異動が再開した印象がある」と振り返る。

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