全国賃貸住宅新聞は、不動産会社を対象に2024年繁忙期(1~3月期)の動向調査を実施。成約件数が増加と回答した企業が40%を超え、堅調だったことがわかった。法人仲介の伸長を成約好調の理由に挙げた不動産会社が最多だった。
「増加」の回答40%超え
法人仲介で明暗
24年繁忙期の賃貸仲介動向は、全体的に堅調だった。法人の仲介の好不調が企業の明暗を分けたようだ。全国賃貸住宅新聞は4月2~19日にかけて、「24年繁忙期総括」のアンケート取材を実施し、全国の不動産会社367社から回答を得た。
23年繁忙期と比較した成約件数の動向について、最多の回答は「増加」の36.8%だった。「大幅に増加(2割以上)」の4.4%と合わせると、増加の回答は41.2%と4割を超えた。「変わらない」は32.4%。「減少」の23.7%と「大幅に減少(2割以上)」の2.7%を合わせると26.4%。増加の回答は、減少と14.8ポイントの開きがあった。