不動産開発が主軸、売上60億円
Jトラストグループでマンション開発を行うグローベルス(東京都品川区)が6月20日付でTOKYO PRO Market(トウキョウプロマーケット:以下、東京プロマーケ)に上場する。上場申請日は5月15日。
1996年に設立。2023年3月期の売上高は60億3901万円、経常利益は3億3801万円だった。
売り上げの9割を占めるのは、不動産開発事業だ。マンションや土地・戸建ての分譲、賃貸マンションの開発を行う。21年4月にデベロッパーのプロスペクト(東京都渋谷区)から分譲マンション事業を承継し、事業規模を拡大してきた。
藤田賢一社長は「上場による社会的なブランド認知度の向上を通じて、①事業資金の調達先および調達量増加と調達手段の多様化②物件情報の入手量増加による事業用不動産の選別と安定的確保③販売における競合物件に比しての優位性のサイクルにより事業ボリュームを拡大。さらなる認知度の向上という好循環などを期待している」と語った。26年3月期に売り上げ100億円を目標とする。
グローベルス
東京都品川区
藤田賢一社長(57)
(2024年5月27日1面に掲載)