東京ガスグループ入り
集合住宅向けに外壁・防水工事事業を手がけるマルリョウ(東京都昭島市)は、5月1日に東京ガス(東京都港区)の100%出資子会社である東京ガスリノベーション(東京都品川区)の100%子会社となった。
給排水設備を中心とした住宅設備工事を主に提供してきた東京ガスリノベーションと、集合住宅の外壁工事に強みを持つマルリョウがグループとして協業し、総合的な修繕工事を提供していく。一体となって修繕工事を行うことで、ワンストップでの工事を可能にし、オーナーが抱える修繕に対する不安や工事管理の負担軽減を図る。
マルリョウの角谷充彦取締役副社長は「これまでは小・中規模の分譲マンションでの修繕実績が多かったが、今回の東京ガスグループ入りをきっかけに、より大規模な物件や賃貸領域での施工も行っていきたい。まずは両社の安全品質についてお互いに学びながら、総合的なソリューションを提供していければと考えている」と話す。
マルリョウは1985年に創業した。東京都昭島市に本社を置き、分譲マンションを中心とした塗装・防水工事や共用部の内装工事を展開している。
(2024年6月10日5面に掲載)