最適な広告予算の決定に寄与
不動産会社向けシステムの開発を手がけるワークデザイン(鳥取県米子市)は5月末に、賃貸仲介の反響対応に特化した顧客情報管理システム(CRM)の「KAKUSHIN(カクシン)最適化パッケージ~入稿・追客~(以下、最適化パッケージ)」をリリースした。
クラウドシステムを用いて賃貸仲介における反響や追客のデータを収集・分析する。分析したデータを基に、各ポータルサイトへの広告出稿の予算や計画の最適化を目指す。
反響案件の管理は、問い合わせがあった顧客の基本情報を最適化パッケージに登録して行う。登録する基本情報は、連絡先や希望物件の条件、問い合わせをしたポータルサイト名などだ。顧客情報の管理画面では、メールやSMS(ショートメッセージサービス)、「LINE」を使った顧客とのやりとりを一元管理する機能を搭載。AI(人工知能)を活用し、顧客の希望条件に沿った物件情報をメールで送る「自動追客機能」もある。案件の進捗(しんちょく)状況をシステム上で可視化し、反響対応や追客管理を効率化させることができる。
売り上げなどの数字を管理する「ダッシュボード」画面では、蓄積した反響案件データを基に、反響数や来店数を集計。不動産ポータルサイトごとの反響来店率や費用対効果などをグラフ化する。不動産会社がそれらを分析することで、各ポータルサイトへの広告予算の策定の一助となる。
ワークデザインの木村真治執行役員は「最適化パッケージは、不動産会社が客観的な視点で広告予算を決めていくためのデータを提供する」と話す。
同ツールは、反響から入居者対応、建物・帳票管理まで対応するCRMツール「KAKUSHINクラウド」から入稿や反響管理の機能を抽出したものだ。「KAKUSHINクラウドの入門編としても活用可能だ」(木村執行役員)
(2024年7月1日12面に掲載)





