年1~2棟の供給目指す
須山建設グループで総合建設業を手がける須山建設(静岡県浜松市)は、子育て世帯向けのZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)賃貸住宅の建築を進める。今後、土地活用商品としてオーナーへの提案を進めていく。
1棟目は「LiBER MISHIMA(リーベルミシマ)」だ。同物件は、国土交通省の「子育て支援型共同住宅推進事業」の補助対象として採択され、さらにZEH-M(ゼッチマンション)基準の省エネ性能を持つ。
同物件はJR東海道本線浜松駅からバスで7分、バス停から徒歩4分の場所にあり、RC造5階建てで総戸数は15戸。全戸2LDK・60㎡だ。周辺の賃料相場と比較し、1万5000~2万円程度高い8万7000~9万7000円で募集する。坪単価は90万円台(子育て支援住宅認定による補助金を除く)。
10月から、まずは小学生以下の子どもがいる世帯のみを対象に募集を開始する。竣工は2025年3月を予定する。
企画時、子育て中のファミリーから欲しい設備や今の住まいの課題などをヒアリングする会も実施した
屋上には、太陽光パネルを設置。発電した電力は各戸に連係しており、日中の自家消費が可能。入居者の電気料金軽減を見込む。
子育て支援の設備は、専有部内の北側と南側の2部屋の間に、両側から使用できる大容量のWTC(ウオークスルークローゼット)を導入。また、指詰め防止仕様や落下防止の手すりなど、さまざまな工夫がある。
さらに、敷地内にゴムチップで舗装した子ども向けの遊び場を設ける。遊び場には、水遊びができる蛇口やゴムチップスツール、交流可能なテーブルベンチも設置する。
敷地内の遊び場「プレイロット」の一部
同グループは23年11月からブランド化したアクティブシニア向けの賃貸住宅商品「リライフ」シリーズを提供している。シニア向けに続き、子育て支援のコンセプト賃貸の土地活用商品としてLiBERのオーナー提案を進めていく。
1棟目は、同グループで賃貸管理・仲介などを行うアライブ(同)が事業主で、須山建設が建築を手がける。アライブ北城支店の永田慎也支店長代理は「シニア向けが合う地域と子育て世帯向けが合う地域はそれぞれ違う。大きな学校や人気の学校がある地域には、子育て支援向けの住宅が喜ばれるはず」と話す。
今後、アライブの管理エリア外でオーナーから同シリーズの建築依頼があった場合、須山建設は地元の管理会社と提携して建築を進める。年間1~2棟の供給を目指す。
(2024年10月14日2面に掲載)




