「効果限定的」の見方
さくら事務所(東京都渋谷区)のグループで不動産仲介事業を手がけるらくだ不動産(同)は、「囲い込み規制」に関するオンラインセミナーを2024年12月4日に開催した。「Zoom」ウェビナーと「ユーチューブ」ライブを同時に配信し、最大視聴者数は併せて350人となった。
セミナーには同社の長嶋修顧問と大西倫加社長、山本直彌副社長が登壇。ゲストに日本大学経済学部教授の中川雅之氏を迎え、囲い込みの問題点と「囲い込み規制」の実効性などについて、討論を行った。
囲い込みとは、物件情報を他社に公開せず、自社で売却・購入の双方を得る行為のこと。宅地建物取引業法の施行規則の改正により、25年1月から「囲い込み規制」がスタート。業者間流通サイト「REINS(レインズ)」への登録だけでなく、取引情報の更新も義務化した。虚偽の登録を行った場合、是正指示や業務停止などの処分対象となる。
改正の実効性について、中川教授は「現状では不透明」とした。長嶋顧問は「別の手段での囲い込みができてしまい、効果は限定的。根本的な解決のためには、仲介手数料の自由化なども含めて議論がされるべきだ」との見方を示した。
(2025年1月13日18面に掲載)





