3棟完成、9棟が進行中
「健康」を体験価値に
収益用一棟RCマンションの開発・販売を手がけるフェイスネットワーク(東京都渋谷区)は、高級賃貸マンション「THE GRANDUO(ザ グランデュオ)」シリーズの企画・開発を進めている。
ハード・ソフト面共に独自性を打ち出した、高級賃貸ブランドとしての確立を目指す。
シリーズの物件で共通して提供するのが、健康な暮らしのできる体験価値「FULNESS(フルネス)」だ。空気、水、光という、人間の生活に欠かせない要素に着目した。
空気については、ファイテン(京都市)が提供する、ナノレベルの金属の微粒子を水に溶かし住空間内に噴霧する「ナノメタックスコーティング」を行う。集中力の向上や疲労回復効果が期待できるという。水については、相鉄ピュアウォーター(神奈川県横浜市)が運営する全館浄水システム「良水工房」を導入。居室内で使う水がすべて二重にろ過されており、飲料水だけでなく、料理、シャワーでも使えるようになっている。光に関しては、岡安泉照明設計事務所(東京都千代田区)の協力の下、1日の生体リズムに基づいた照明制御ができる。適切な光を浴びることで、健康的な生活につながるという。
フェイスネットワークの蜂谷二郎社長は「THE GRANDUOでは、デザインにおいて見えない所にもチャレンジした。退去後、ほかの物件に住んだ時に顧客が『戻りたい、けれども物件が空いていないので戻れない』、そんなふうに思ってもらうブランドにする新たな挑戦だ」と語った。