北海道函館市に新会社設立
未活用不動産の再生を手がけるヤモリ(東京都渋谷区)は、北海道函館市と地元の民間企業による第三セクター、はこだて西部まちづくRe-Design(リデザイン以下、HWeR:北海道函館市)と共同出資し、空き家再生賃貸事業を行う合弁会社、函館空き家再生賃貸(同)を設立した。函館市西部の空き家の取得・再生を、官民連携で推進していく。
新会社は6月18日付で設立。地域の金融機関や不動産会社、リフォーム会社と連携し、函館市西部の空き家を良質な長期賃貸物件に再生する事業を手がける。
ヤモリは、賃貸需要の分析など空き家再生に関するノウハウやリフォームの知見を生かし、物件の購入から修繕計画、工事管理、入居後の管理運営までを担う。HWeRは空き家オーナーとの情報共有や、地域の不動産・リフォーム会社、金融機関とのネットワークを生かした現地マネジメントを行う。函館市は、空き家バンクに登録されている物件情報の提供や、入居に伴う移住・2拠点居住支援などの行政サービスを通じて事業を後押しする。
接道要件を満たさない再建築不可物件、狭小地物件といった流通しにくい物件も対象。空き家により悪化する景観や治安、防災などにおける課題の解決、人口流入と定住の促進、既存住宅の有効活用につなげる。
6月には函館市西部の戸建て住宅を、道南うみ街信用金庫(北海道江差町)の融資を受け取得・再生。すでに入居者が決定し、賃貸を開始している。
ヤモリにとって自治体との事業連携は初となる。藤澤正太郎社長は「函館市には交通アクセス、観光資源などの面でポテンシャルを感じている。地域が抱える社会課題に対して、官民連携で取り組むモデルケースにしていきたい」と語る。
ヤモリ
東京都渋谷区
藤澤正太郎社長
(2025年7月28日15面に掲載)





