賃貸住宅の開発や建築を行うMDI(エムディアイ:東京都中央区)は4月1日付でアーキテクトディベロッパーに社名を変更し新たな門出を迎えた。売上高473億円に上る業界準大手のかじ取り役は、木本啓紀CEOと井村航COOの2トップが担う。企業理念「美しい暮らし方を住まいから」を掲げる同社の今後の戦略を聞いた。
2026年に売上高1000億円目標
固定費の見直しで3年ぶり黒字転換
アーキテクトディベロッパーは、2008年にMDIとして創業し、地主や富裕層向けにアパート建築の請負や開発・販売事業を展開してきた。18年3月期に売上高は過去最高の1196億円、純利益は63億円に成長したが、20年、21年の3月期は純利益で2期連続の赤字に沈んだ。