オリジナルTシャツ制作
山形市を商圏に1590戸(6月末時点)を管理する太平堂不動産(山形市)は、6月より社員の制服着用を自由化した。男性社員のスーツ着用もTPOに合わせ、普段の着用義務は廃止した。
2023年9月にトップに就任した武田貴義社長は、就任時より企業ブランディングに力を入れている。会社のロゴマークを刷新したほか、会社の方向性を改め、社内外へのPRを推進してきた。武田社長は「当社は企業パーパス『山形を継ぐ。』に基づき、〝山形イチ、多様で自発的な組織〞を理想として掲げており、当然働き方や身にまとうものも自由であるべきだと考え制服の自由化を実行した」と話す。自由化後は社員がそれぞれ私服で出社するようになり、社内が明るくなったという。また着替え時間の短縮につながり、社員からも喜びの声が上がった。制服に慣れている社員はそのまま着用を続けるなど、柔軟に対応している。
服装の自由化と同時に、会社ロゴのほか、リノベーションや買い取り再販など事業部ごとのサブブランドロゴをあしらったオリジナルTシャツを制作。武田社長を筆頭に、多数の社員が着用してるという。
今後は山形県の老舗ニットメーカーとのコラボ企画も計画しており、会社ロゴをデザインしたオリジナルニットシャツも制作中だ。「業界の垣根を越えて、地元である山形県を盛り上げていくために、さまざまな取り組みを行っていく」(武田社長)
(2025年8月4日35面に掲載)




