創業5期で売上50億円
駐車場という身近なインフラの在り方に目を向け、データとテクノロジーの力でその可能性を広げ、新たな価値を生み出そうとしているのは、スタートアップ企業のランディット(東京都港区)だ。創業5期目にして、2025年度の売上高は50億円を見込む。駐車場管理の枠を超えた同社の挑戦について、藤林謙太代表取締役に話を聞いた。
AIと衛星画像を活用
七つのサービス 運営から決済まで
ランディットは、駐車場を運営する事業者から駐車場を探す人まで、あらゆる駐車場ニーズに対応する七つのサービスを展開している。創業した21年度の売上高は5億円。25年6月の月商は3億円で、25年度の売上高は50億円を見込んでいる。
同社のサービスでは、月極・予約式・時間貸しなどさまざまな期間の駐車場利用ニーズにおいて、場所探しから決済まで完結する。例えば、駐車場を運営する事業者には、月極駐車場の集客と契約手続きをDX(デジタルトランスフォーメーション)化する「SYNC PORT(シンクポート)」や、AIカメラを活用した時間貸し駐車場の運営、管理を可能とする「AIMO Parking(アイモパーキング)」などを提供。駐車場を探す人には、利用期間に応じて「PARKSTOCK(パークストック)」や「PARK FLOW(フロー)」、「PIT PORT(ピットポート)」などのプラットフォームを展開する。
駐車場の出入口に取り付けられたAIMO Parkingのカメラ
月1万件依頼 最短1日で手配
中でも主力は、中期利用向け予約サービス「at PORT(アットポート)」だ。法人向けの事業用駐車場手配サービスで、1〜6カ月程度の中期利用の手配に強みを持つ。建設業界や物流、不動産仲介、開発事業者を中心に利用されており、高級車や大型車などの駐車場手配を行うこともできる。例えば建設会社では、資材置き場や作業員の通勤用として、現場近くに長期で車両を停められるスペースが必要になることが多い。特に都市部では駐車スペースが限られており、自社で探そうとすると膨大な手間と時間がかかる。atPORTでは、衛星画像やAIを使った画像認識、蓄積された駐車場データを活用し、最短1日で最適な駐車場を手配する。




