TFOA(東京都港区)は、賃貸住宅を使ってゲーマーを育成する、「CREATORZ WORLD(クリエーターズワールド)ゲーミングハウス」を事業化した。ゲームをライブ配信するのに適した空間として、リノベーションした賃貸住宅を提供する。特長は、ゲーマーに賃料を安く貸し出し、配信による広告収入やスポンサー収入により、収支を成り立たせる点だ。従来の賃貸事業とは異なる新しいビジネスモデルを確立した島津秀和社長に、事業の詳細と今後の展望について聞いた。
配信収入で家賃負担を軽減
クリエーター 理想の空間追求
TFOAが提供するCREATORZ WORLD ゲーミングハウスは、一般的な賃貸住宅をリノベし、ゲーマーや配信者をはじめとするクリエーターがゲームや動画配信に集中できる環境を整えた物件だ。部屋が主戦場となる彼らが、ゲームや配信に集中して、没入できるように、高性能のゲーム用パソコンや通信環境、音響設備を設置。コックピットのような内装をはじめとしたLEDを使用した近未来感のある空間にすることで、クリエーターの創造力や意欲をかき立てる。
コックピットに入るようなドアのデザイン
リノベ費用は200万〜450万円。オーナーは三つの料金プランから選択することができる。同社は、製造工場を自社で保有することで、施工を内製化する。リノベした物件を同社が借り上げ、サブリースを行うことも可能だ。
LEDを使用した近未来感のある部屋にリノベする
スポンサー契約 マネジメント注力
TFOAは、プロのeスポーツ選手を目指す若者や配信者たちにとって、スポンサーの役割を果たす。これにより、家賃を下げて居室を貸し出すことを実現する。
同社は物件の貸し出しを行うだけでなく、eスポーツ選手や配信者の育成を事業の柱としている。CREATORZWORLD ゲーミングハウスで暮らすゲーマーや配信者と同社がマネジメント契約を結ぶことで、スポンサー企業から得られる広告収入を賃料に充てることが可能となる。
島津社長は、自社のビジネスモデルについて「将来的に視聴数を稼ぐことができる配信者には、スポンサーがつくことを想定しています。配信部屋にスポンサー企業の商材を置くことで配信時にその商品が映り込んだり、配信者がその商品を紹介したりすることで、広告収入を得ることができます」と話す。マネジメント契約を結ぶeスポーツ選手のほかに、この部屋を使いたい一般ユーザーや、事業用途で利用したい企業にも、それぞれ別の料金体系を設定して貸し出す。また短期間ゲームに没頭したい人や、海外から来日するゲーマーに向けた民泊運用を9月から開始予定だ。




