門扉メーカー各社と連携
近年、不審者による侵入といった犯罪の報道を受け、賃貸物件におけるセキュリティー意識が高まっている。大手住宅設備メーカーのパナソニックエレクトリックワークス社(東京都港区)が提供するワイヤレスインターホンシステム「AirEZ(エアイーズ)」は、既築物件にも導入しやすい後付け可能なオートロックだ。
AirEZは共用部のロビーインターホンから出るワイヤレス送受信器と住戸内のドアホンを無線で接続できるオートロック。特徴は、天井裏の配線や大掛かりな工事が不要である点だ。導入コストや施工の負担を抑えながら、既存物件でも簡単にオートロックシステムの導入を実現できる。対応可能な物件は最大45戸。
オートロックの導入にあたってネックとなるのが、門扉の設置や電気錠の取り付けといった外構工事費だ。インターホン本体以上に費用がかかるケースもあり、オーナーが導入に二の足を踏む要因となっていた。
同社ではこの課題に対応するため、外構メーカー各社との連携を強化。主要な門扉メーカーの商品と連携が可能となっている。門扉まで含めた一体的な提案を行うことで、トータルの導入費用を抑える仕組みを整える。例えば、建材の製造・販売を手がけるYKKAP(東京都千代田区)の集合住宅向け門扉「シンプレオ」シリーズは、意匠性を保ちつつ価格を抑えたモデルで、AirEZとの接続が可能だ。
電材&くらしエネルギー事業部マーケティングセンター商品営業企画部システム商品部住宅市場企画課の小谷成宏主務は「AirEZがターゲットとする築20〜30年の物件では、約7割の物件にオートロックが設置されていない。大がかりな工事をしなくてもオートロックを後付けできることを、まずは知ってもらいたい」と語る。
(2025年9月15日16面に掲載)




