民泊物件でも導入進む
ブランクキー(合鍵材料)メーカーのクローバー(大阪府豊中市)は不動産業界向けにキーボックスを販売している。同商品を物件に設置しておくことにより、内見時の鍵の受け渡しの手間を省くことができる。
キーボックスがない場合、内見の際には仲介会社の営業担当者がわざわざ管理会社から鍵を受け取ったり、返却したりする必要がある。しかし、キーボックスを導入する場合、内見の際は管理会社が事前にキーボックスの解錠番号を伝えておくことで、営業担当者は物件に直接向かい、現場で鍵の受け取理が可能だ。鍵はドアノブ、窓ガラスの格子、電気・ガスメーターなどに設置される。
キーボックスの価格は安価な製品だと2000円から。LEDライトが付属した製品のように高価なものだと6000円となる。LEDライトが付属の製品は、夕暮れで薄暗い状況や、夜間に明かりが届かない状況に適しており、ライトで照らさなくてもダイヤルの番号を確認する事ができる。
賃貸物件の内見だけでなく、民泊運営においても同社のキーボックスが利用され始めている。宿泊者が事前にキーボックスの解錠番号を運営会社から受け取ることで、予約した部屋に入室することができる。
クローバーは1959年に創業。自動車の鍵と住居用の鍵の製造のほか、ファッションキーの販売へと裾野を広げていった。今後もブランクキーやダイヤル錠、キーマシンなどの主力商品を軸に、ホームセンターやリペアショップなどへの販路拡大を進めていきながら、キーボックスを皮切りに不動産業界へも訴求していく考えだ。
(2025年9月15日16面に掲載)




