不動産AIテックコンテスト、不動産DBのestie優勝【賃貸住宅フェア2025東京 開催レポート】

estie(エスティ),COSOJI(コソージ),NiceEze(ナイスエズ),nat(ナット),REMODELA(リモデラ)

管理・仲介業|2025年10月15日

優勝したestieの岩成達哉CTO(左)と全国賃貸住宅新聞の河内編集長

 主催者特別企画として9月18日に開催したのが「不動産AIテックコンテスト」だ。エントリー企業25社から選抜された5社が登壇し、AI(人工知能)を使った自社サービスについてプレゼンテーションした。

 各社7分のピッチ形式で発表したのは、estie(エスティ:東京都港区)、COSOJI(コソージ:東京都千代田区)、NiceEze(ナイスエズ:東京都港区)、nat(ナット:東京都中央区)、REMODELA( リモデラ:大阪市)の5社。優勝したのは、不動産データベース(DB)の構築を行うestieだ。

 同社は、オフィスビルや物流施設、賃貸住宅の賃料や空室率などのマーケットデータをまとめたデータベースを提供している。公開情報に加え、仲介会社に直接問い合わせたり、現地の看板を視認したりしないとわからない情報も収集する。また案件管理や売買業務支援ツールも提供することで、情報収集から売買までの不動産取引業務を一貫してサポートすることができる。

 会場では、18日に実施した主催者特別企画で最多となる124人が5社のプレゼンを聴講した。自社の業務に役立つ情報を得ようと、熱心に聞き入る聴講者が多かった。

 審査は大東建託(東京都港区)の長野勇一郎CDOをはじめ、ベンチャーキャピタルであるMetaProp(メタプロップ:アメリカ)の村上知旨APACとArchetype Ventures(アーキタイプベンチャーズ:東京都港区)の向川恭平パートナー、全国賃貸住宅新聞の河内鈴編集長が行った。

 優勝したestieには「全国賃貸住宅新聞」のプロモーション枠100万円相当分が贈呈された。

(2025年10月13日12面に掲載)

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