賃貸住宅の入居者向け火災保険を展開するChubb(チャブ)損害保険(以下、Chubb:東京都品川区)は、賃貸借契約において電子契約ツールの利用が増えることを見据え、火災保険の契約をデジタル化する手法を開発。6月14日より、Chubbの保険販売代理店であるミサワホーム不動産(東京都新宿区)で入居者向けに案内を開始した。管理会社が保険契約者、管理物件の全入居者が被保険者となる「月払い総括契約」において、オンラインで保険の案内ができるようになった。
電子契約ツールと連携
SBC&S(エスビーシーアンドエス:東京都港区)が提供する不動産賃貸業向け電子署名サービス「IMAoS(イマオス)」と連携する。IMAoSで賃貸借契約の完了後、入居者にメールで火災保険の手続きに関する案内が届く。入居者側で個人情報の取り扱い規約や火災保険への加入に同意することで保険契約が完了する。賃貸借契約時の顧客情報を保険契約時に連携するため、手続きが簡素化できる。
(2022年7月4日2面に掲載)