賃貸仲介を行うハウスコム(東京都港区)は6月7日、「部屋選びとライフスタイルに関する調査」の結果を発表した。
家賃、コロナ前より7000円上昇
2010~19年の「コロナ前」と21年4月以降の「ポストコロナ」の賃貸物件への引っ越し経験者それぞれ約600人が対象。22年4月29日~5月1日の期間、インターネット上で調査した。
引っ越しをした(する予定)の賃貸物件の間取りは、1位の「1K」が24.1%と、新型コロナウイルス感染拡大前から0.3ポイント減少した。2位の「2LDK」は、15.9%とコロナ前より1.7ポイント増加した。
家賃は平均7万999円と同7086円増となった。部屋の設備の導入率は、バス・トイレ独立、フローリング、バルコニー・ベランダいずれもコロナ前よりポイントが伸びた。
「引っ越しを検討する際に重視したこと」では、1位が「家賃」で72%となり同1.6ポイント増となった。
「賃貸物件検索の際にあってほしいチェックボックス」は「防音性が高い」が47.2%とコロナ前より2.6ポイント増えた。「料理を楽しめる広いキッチンがある」が28.1%と同5.2ポイント増。「テレワークができるカフェや施設が近くにある」が17.4%と同9.5ポイント増という結果となった。
オンライン内見経験率は、ポストコロナでは、42.3%とコロナ前より11.4ポイントの大幅増となった。内見(訪問)した平均数は、コロナ前2.71回、ポストコロナでは2.84回と増加。一方、コロナ前に内見に行った件数は3件(24.9%)、ポストコロナでは1件(25.3%)が最多。ポストコロナでは物件を絞って内見をする傾向が見られた。
(2022年7月11日26面に掲載)