平均稼働率85%以上を維持
マリンボックスは、約30年にわたってトランクルーム事業を展開しており、現在は神奈川県、東京都、千葉県を中心に全国約400拠点・6800室を運営する。
同社の最大の特徴は、狭小地や変形地といった活用が難しい土地を収益化できる点にある。間口の狭い土地や不整形地でも設置できるノウハウを持ち、屋外型コンテナでは1拠点あたり十数室の小規模開発を得意とする。この小回りの利く開発力により、大規模事業者が手がけにくい案件にも対応し、地域密着型の出店を積み重ねてきた。
近年では、駐車場の一角や空き車室を活用してコンテナを設置するほか、月極駐車場の稼働率低下を受け、利用の少ないスペースをトランクルームへ転換する事例も増加。土地オーナーにとっては遊休スペースを安定収益へと変える活用策として注目を集めている。コインランドリーに併設するなど異業種とのコラボレーションにも取り組み、限られた敷地を有効活用する提案力を高めている。
コインランドリーと併設した店舗
運営面でも強みを発揮する。平均稼働率は85~90%と業界でも高水準を維持。小規模拠点であることから、新規開設後もおおむね1年から1年半で高い稼働率に到達するケースが多いという。年間15~16拠点のペースで新規開設を続ける一方、近年は1都3県に加え、九州や四国など需要が見込める地方への展開も推進している。
(2026年7月20日10面に掲載)





