社宅仲介を主軸に展開する三和アイシスは、組織改革を通じて業績を拡大している。経営理念の再共有や女性社員の活躍推進、バックオフィスの分業によるチーム制を導入。社員の定着率が向上したことに伴い成約率は上昇した。今後は社宅仲介で培ったノウハウを活用し、新規事業とM&A(合併・買収)で規模拡大を図る。
チーム制とバックオフィス強化、離職率3%
売上10億円に成長 M&Aで管理も拡大
―現在のグループの事業概要と売上高の構成について教えてください。
当社グループは三和アイシス、アイシスマネジメント、アペックの3社で事業を展開しています。三和アイシスは法人仲介事業を専門とし、アイシスマネジメントは賃貸管理事業を担っています。2015年にはM&Aにより、不動産管理会社のアペックがグループ入りしました。現在、アペック単体で約2000戸の賃貸管理物件を受託しています。ほか2社の管理戸数は700戸となります。グループ全体の売上高は15億円で、三和アイシス単体では10億円です。グループ全体の売り上げ構成比は、社宅仲介を中心とした仲介事業が6割、賃貸管理および自社所有物件からの家賃収入が4割を占めています。
―会社設立の経緯についてお聞かせください。
1992年に30歳で独立し、三和アイシスを設立しました。社名の「三和」は3人の創業メンバーに由来します。アイシスはアイデアとシステムを組み合わせた造語です。前職では一般の賃貸仲介業務に従事しており、大阪・北摂エリアの支店で店長を務めていました。江坂は企業の支店が集積する法人需要の拠点でした。当時は、一般の個人契約では家賃債務保証会社の仕組みも未整備な時代。オーナーからは滞納のない法人契約を求める声が非常に多く存在していました。そこにビジネスの機会があると感じ、法人専門の仲介会社を92年に立ち上げました。





