大東建託(東京都港区)は「いい部屋ネット 住みここち沿線ランキング2022〈関西版〉」を1日に発表した。関西エリアの沿線居住者を対象に、大規模な居住満足度調査を実施。結果をランキングで発表した。
関西版、1位は京阪中之島線
1位は前回の5位から順位を上げた京阪電気鉄道中之島線(天満橋駅~中之島駅)だった。各駅から主要都市も徒歩圏内で、主要交通機関へのアクセスが良いという回答が多かった。
2位は前回1位の阪急電鉄甲陽線(夙川駅~甲陽園駅)。閑静な町並みと治安の良さが評価された。
3位は前回2位の阪急電鉄今津線(今津駅~甲東園駅)。商業施設も多く、住みやすいエリアだという声が多くあった。
因子別で見ると、トップ3の沿線は「生活利便性」「親しみやすさ」の評価が高く、共に偏差値は65以上だった。
トップ10のうち9沿線は前回と同じだが、前回15位の大阪モノレール彩都線(万博記念公園駅~彩都西駅)8位にランクインした。トップ10では「生活利便性」「行政サービス」「親しみやすさ」で評価を得た沿線が多数だった。
1位と3位の沿線は「生活利便性」の偏差値が、2位の沿線は「静かさおよび治安」「親しみやすさ」「自然観光」などの偏差値が高く、1位と3位の沿線とは異なる点が評価される傾向にあることがわかった。トップ30の平均家賃については、昨年と同様6万円台が最も多かった。
調査は、関西エリア118沿線に居住する20歳以上の男女が対象。インターネット上でアンケートを行い、有効回答数は10万1343人だった。
(2023年3月27日20面に掲載)