経済産業省は11月22日、消費者に対し不透明だった液化石油(LP)ガスの利用料金への取り締まりを、2年前倒しする方針を示した。これにより、LPガス料金に関係のない設備費を上乗せすることを、2025年から禁止する。
無関係な設備費の上乗せ禁止
同省は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」にかかわる制度において、「過大な営業行為の禁止」と「三部料金制」の内容を段階的に改正する。このうち、27年度の予定だった三部料金制の施行を、2年早めた。
施行時期前倒しのポイントは、設備費を計上している既存契約についての条件を整理した点だ。