独立行政法人都市再生機構西日本支社(以下、UR西日本支社)とムジ・ネット(東京都豊島区)は、「MUJI×UR 団地リノベーションプロジェクト」の第2期として、10月5日からリノベーション住宅14戸の入居者の募集を開始する。
昨年6月に立ち上げた同プロジェクトは、WEB上で展開するコラムなどを通したユーザーとのコミュニケーションを踏まえ、団地の持つ可能性を生かした新しい暮らし方を賃貸住宅で実現しようとする試みだ。
今回募集するのは、リバーサイドしろきた・泉北茶山台二丁・新千里西町の3団地。床材に麦わらパネルを採用し光と風を感じる泉北茶山台二丁団地の物件や、シェアルームとして複数人で利用できる新千里西町の物件など、異なるコンセプトを設定し団地の新しい住み方を提案している。間取りは1LDK〜3LDKで賃料は5万2500〜9万7500円。第1期の平均応募倍率は1戸あたり平均5.6倍となり、一般のUR住宅の3倍と比較しても注目度の高さがうかがえる。若者から支持を受けている「無印良品」ブランドの訴求力により、応募者の年齢層は20、30代が8割を占める。入居者の高齢化が進むUR住宅の中で、多世代が共生する住居造りとしての効果も挙げている。第3期募集についてはこれから検討していくという。