大阪府を中心に居住支援を行うOsaka(オオサカ)あんしん住まい推進協議会(大阪府)では、住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅(以下、セーフティネット住宅)の物件情報の提供を行っている。2021年3月時点で、大阪府内のセーフティネット住宅の登録件数が3万5000戸まで増加した。
賃貸業者との連携を強化
セーフティネット住宅は、民間の賃貸住宅や空き家を活用した物件だ。住宅確保要配慮者の受け入れが可能で、一定の耐震基準クリアし、床面積18㎡以上であれば登録できる。大阪府では、07年より府下で住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録を始めている。17年の法改正を受け、セーフティネット住宅の登録に移行。法改正後数年は、登録制度の周知が不足していたこともあり、登録物件数が伸び悩んでいた。