PFI方式を利用した東京藝大学生寮が竣工 音楽室、アトリエを付設した全300戸、約41億円の事業

毎日コムネット

その他|2014年03月17日

 学生マンション開発および管理を展開する毎日コムネット(東京都千代田区)を代表企業とするグループは、このほどPFI方式として受託した国立大学法人東京藝術大学(以下、東京藝大)の学生寮「藝心寮」を完成させた。同建物は、東京都足立区に建設。RC造9階建て全300戸で、音楽練習室30室やアトリエ16室があるほか、イベントが実施できる145m2の交流スペースがある。総事業費約41億円のプロジェクトだ。

 今回のスキームでは、同社の他、鹿島、東洋実業、INA新建築研究所、KJホールディングスの5社を出資企業とするTUA学生寮PFI株式会社が中心となって、設計業務委託、工事管理業務委託、建設工事発注、運営業務委託、維持管理業務委託を行う。BTO方式と呼ばれる、プロジェクト事業主体が自ら資金調達し、施設を建設した後、施設の所有権を当該公共体に引き渡すが、引き続き施設を運営するプロジェクト推進形態を採用。東京藝大との間でPFI事業契約に基づき、施設専用利用権の付与をすることで、居室賃料および共用部使用料で施設整備費および30年間の維持管理運営費を賄う独立採算型PFIとした。施設整備期間は約2年間、維持管理運営期間は2014年4月から2044年3月までの30年間。

 PFI方式によって、できるだけ高品質な部屋をリーズナブルに学生に提供したいという大学側の要求を満たしつつ、継続的な事業収益の仕組みをつくることができた。

「経営というのはアートとサイエンスのバランスと言われます。今回のプロジェクトでいえば、東京藝大のアートと建設した鹿島の技術によって、効率的な設計と施工ができたと思います」と毎日コムネット伊藤守社長は話した。

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