約600人が会員の全国大家ネットワーク(事務局・東京都中央区)はイベント「最先端!踊るチンタイ経営2012春」を4月21日に池袋サンシャイン文化会館で開催し、約200名が参加した。
今回のテーマは「新しい賃貸経営の形」。第1部「入居者に選ばれる新タイプ賃貸住宅のオーナーたち」では、SOHO、住居、カフェが入居する「マージュ西国分寺」オーナーの影山知明氏と女性を元気にするマンションをコンセプトにした「Chicca経堂」のオーナー安藤勝信氏とマンションの入居者3名が登壇。影山氏は「入居者主導で、開かれたコミュニティをつくりながら暮らす」をテーマに講演した。安藤氏は、百貨店出身ならではの顧客目線による賃貸経営について語った。入居者3名はなぜ同マンションを選んだのかなど率直な意見を発表した。第2部はディスカッション「アナタの賃貸経営は元気ですか?」を行い、第1部に登壇した2人のオーナーと「行動する大家さんの会」代表下條雅也オーナー、健美家萩原知章社長、さくら事務所長嶋修社長、全国賃貸住宅新聞社榎本ゆかり取締役が参加して、これからの賃貸住宅の可能性について、活発な意見を交わした。
全国大家ネットワークによるイベントは今回で2回目。今回は空室や家賃下落、滞納など暗い話題が多い中、明るい将来を考えようと企画した。家主が個人では解決できない課題に取り組むことを一つの目的としており、今後もさまざまな活動をしていく予定だ。