エイブルは、安定した賃貸経営を実現する新スタイルとして「エコ長期優良戸建賃貸住宅」を提唱していく。第一弾として、屋上緑化ガーデン付きの同物件を、建材商社大手の双日建材(東京都千代田区)、プロパン大手のミツウロコ(東京都千代田区)と商品化。パナソニック製品や各種建材メーカーの商品なども多数取り入れた。
価格は、標準プラン(83平方m)で税抜き本体価格1000万円(坪単価39万7600円〜)とした。施工は地域工務店による直接請負の手法を採用する。
この商品の最大の特徴は、構造計算された設計である点。現行の建築基準法では、木造2階建て建物(4号建築物)は、壁量計算といわれる簡易的計算によって構造チェックをされていれば、構造計算は不要とされている(4号特例)。これにより、必ずしも構造計算を行う必要はなく、コスト面からも省略されるケースが多いという。
さらに、「エコ長期優良戸建賃貸住宅」は、耐震等級3、省エネルギー対策等級4、劣化対策等級・維持管理対策等級3の基準をクリアし、高性能を実現した。
また、国内外で活躍中のインテリア、グラフィックのデザインを手掛けるGLAMOROUSco.,ltd(東京都港区)の森田恭通代表のデザインプランを取り入れ、機能だけでなくデザイン性も追求した。
「従来の戸建て賃貸住宅では実現が難しかった建築基準やコストの課題に取り組むことで4つの等級を取得できました。満室保証やサブリースなどをセットにすることで管理面からも賃貸経営をバックアップしていきます。当社は不動産賃貸仲介市場のリーディングカンパニーとして市場規模拡大や信頼性向上に努めていきます」(エイブル)