全12戸の木造賃貸住宅で形成される大森ロッヂ(東京都大田区)では、恒例行事となっている「大森ロッヂ残暑祭り」を同建物の敷地内で9月16日に行い、111名が参加した。
今年で3回目となる同イベントの最大の特徴は、同建物の入居者が運営する点。参加者は入居者の友人・知人、家族などが中心だ。入居者が、フランクフルトやさんまの塩焼き、お好み焼き、生ビールをはじめとするドリンク類などを提供。参加費1000円ですべて自由に飲食できる。子供用に水風船も用意している。
単に飲食の提供だけでなく、さまざまな企画も実施。流しそうめんやバンド「the ROCOS(ロコス)」のライブ、スペシャルゲストトークとして、映画「石巻市立湊小学校避難所」の藤川監督を招いて、映画の紹介と共に製作秘話を語られた。
その他に、入居者の友人が出店したスイーツ販売、さらに今年は石巻で販売されているタオルやペットボトルカバー、石巻の鹿肉で作った料理なども販売した。「年々、この残暑祭りを通して輪が広がっていく感じです」と入居者兼管理人の天野美紀氏は話す。