ペット物件の管理・仲介に特化する英知建物(東京都世田谷区)は、2月4日、玉川高島屋のペットショップ内に自社2店目となる店舗を出店した。
玉川高島屋S・Cガーデンアイランドの地下1階、ペットショップ「ジョーカー DOG&CAT AVENUE」の店内に、「ペットホームアドバイザー」の名称で店舗を構える。ペットショップの利用者を対象に、ペット飼育可の売買・賃貸物件を提案する。新たにペットの飼育を始める人にいち早くアプローチすることで、新規顧客を開拓するのが狙い。4名のスタッフが営業を担当する予定。同社が展開するペット向け商品をペットショップ運営会社が取り扱っていた縁で出店が決まった。
ペットショップ「ジョーカー& DOG&CAT AVENUE」は、店舗面積220坪のスペースにペット関連商品ショップ、ペットサロン、ペットホテル、動物病院などを併設している。英知建物の新店舗はその中の住宅部分を担当する。
「ペット可物件を取り扱う不動産会社としてというよりも、ペット業界の不動産事業部という位置づけで営業していきたいです」(鈴木洋昭社長)
英知建物は世田谷区のペット可住宅を専門に取り扱う不動産会社。スタッフは全員2匹以上の犬や猫を買う動物愛好家揃いで、トリマーやハンドラーといったペット関連の有資格者も多い。ペットに関する豊富な知識に基く物件紹介・運営が強み。他の不動産会社から相談を持ち込まれることも多いという。
飼育者数の増加が頭打ちになり、閉塞感が漂い始めたペット業界。「不動産業ならではの視点で新たな需要を創出し、業界を活性化したい」と鈴木社長。メーカーとタイアップしてイベントやセミナーも開催していく予定だ。
※記事に使用している「高」は正式には旧文字です。