三好不動産(福岡県福岡市)は、食事付き学生寮の運営に乗り出した。「国際交流学生寮」と位置づけ、2月から外国人留学生を中心に日本人の学生も含めた募集を開始。対象となるのは築11年の全161戸のマンション内の81戸だ。
同社は既存の社会人寮を運営するオーナーと契約。81戸について借り上げ、実質上の学生寮オーナーとして運営する。近年福岡都市圏では外国人が増加しており、2000年1万4956人から2010年には2万6090人と推移しているという(福岡県FUKUOKA DATA WEBデータより)。
外国人の入居者を中心に募集をかけるが、一部日本人も同時募集する。日本人入居者には、「国際交流マンション」としてPR。同社では生活の中でさまざまな外国人と接することで留学する感覚で学生生活を送ってもらいたいと考えている。
同社では今後一般の学生会館や社員寮等への留学生の入居斡旋を積極的に行っていく計画。そのためには、管理がしやすいサブリースという方式による運営が有効だと考えているという。