不動産の情報提供サービスを行う東京カンテイ(東京都品川区)は4月15日、2013年3月の首都圏の分譲マンション賃料データを発表した。
首都圏全体では平米あたり2541円と、前月比0・3%の増加となった。
都県別では、東京都は2987円/平方mと前月比0・3%増。神奈川県では2・2%増の2078円/平方m。都市別ではさいたま市が1・8%増の1849円/平方mと4カ月連続でプラスとなった。近畿圏は前月比1・6%増の1784円/平方mと直近1年間での最高値を更新したという。特に神戸市では築浅の賃貸物件が増加したことで、全域で賃料が上昇。特に賃料水準の最も高い中央区では2013年竣工の物件からの賃料事例が増えた結果、賃料を押し上げた。
市場調査部の高橋雅之氏は「景気の底打ち感があり、東京都心部や横浜市、川崎市などで賃料の上昇傾向がでてきています」と話す。