賃貸仲介大手のエイブル(東京都港区)は、賃貸物件オーナーに対し、木造二重床スケルトン・インフィル賃貸共同住宅建築のコンサルティング「ABLE APARTMENT PROJECT」を7月19日より首都圏で開始した。
同プロジェクトは、「安心・安全」「性能」「カスタマイズ・システム」「スケルトン・インフィル」の4つのポイントを軸に、長期優良住宅認定基準を標準指標として採用する。さらに一世帯あたりの価格を抑え、安定した賃貸経営の実現をサポートしていく。
4つのポイントの「安心・安全」については、長期優良住宅の認定基準を建物の品質維持のための指標とする。耐震強度を強化するために、木造在来軸組工法と金物を融合させたアップルピンシステム(APS工法)を採用して、耐震等級は認定基準を上回る最上級の『耐震等級3』を設計基準(1棟8戸2階建)とし、より安全・安心を実現する。
「性能」については、建築計画及び維持管理保全計画を策定し、品質を確保。さらに、共同住宅の生活雑音を軽減するために、排水音と生活音の低減対策をしていく。
「カスタマイズ・システム」では、地域やユーザーのニーズに合わせカスタマイズできるシステムを導入する。
「スケルトン・インフィル」については、あらかじめ柱、梁、床等の構造躯体と住戸内の内装・設備等を分けて計画。ワンルームからファミリータイプに変更する際、構造耐力を損なうことなく、「新しい間取り」「新しい仕様」「新しい機能」で生まれ変わることが出来るシステムを提供する。
今後、順次全国へ展開していく予定だ。