自動車関連事業、マンション事業を展開する宝交通(愛知県名古屋市)が、12月1日から地主向けの資産活用事業を開始した。ハイアス&カンパニー(東京都港区)のネットワークに新規参画し、戸建て賃貸住宅「ユニキューブ」を提案していく。
来年6月に賃貸提案創業65周年を迎える宝交通グループが、新事業に参入する。これまで不動産事業としては分譲マンション、分譲住宅などエンドユーザー向けの商品を開発・供給してきたが、「ユニキューブ」を皮切りに地主向けに資産活用提案を開始する。
同社が展開している名古屋市と周辺地域の地主に対して営業活動を行うとともに、建築後の管理も受託する。地域の不動産会社と連携をとりながら、営業提案を行う方針だ。
現在、来年3月の公開予定を目指し、「ユニキューブ」のモデルハウスを同社グループ直営温浴施設「湯~とぴあ宝」(名古屋市南区)の敷地内に建設している。
宝交通は昭和26年設立。タクシー・ハイヤー業をはじめとした自動車関連事業のほか、マンション分譲事業、オフィスビル・マンションの賃貸業などを3部門7社のグループで展開している。平成21年3月期の年商は150億4700万円。創業65周年を迎えるに当たり、資産活用事業を開始すると共に、戸建て住宅のオリジナル商品「JUST&FIT」も開発した。