大規模災害を想定した通電火災防止策

リンテック21,GV,ライコム

その他|2014年06月27日

揺れを感知し、ブレーカーを自動的に遮断


通電火災を防ぐ防災製品が一部のユーザーから「手軽に設置できる」と評判だ。各家庭のブレーカーを自動的に落とすその製品の名は「ヤモリ」。今年2月にリリースし、約半年間で2000戸ほど売れたという。
開発元はリンテック21(東京都港区)。減災サービスを提供するGV(東京都品川区)、ライコム(神奈川県横浜市)と提携し、今では同製品の販促に努めている。
そもそも通電火災とは何か。
GVの川畑健志社長が説明する。「大きな震災が発生すると住民は外に逃げますよね。同時に各家庭が停電になりますが、一定の時間が過ぎると電気は復旧します。その時にブレーカーがONのままだと、かなりのリスクが生じるわけです。電気ストーブや電気コードなどから火花が散り、それが火災につながることがあります」。実際、阪神・淡路大震災で起きた火災の6割は通電火災が占めている。そのリスクを最小限に抑えるのが同製品「ヤモリ」の役割だ。
ブレーカースイッチの真上に設置するだけの同製品に揺れを感じ取るセンサーを内蔵した。揺れを感じると製品の中から定規のような細長い盤が下方に飛び出し、真下のスイッチをOFFに切り替えるのだ。ボールの重みを利用してスイッチを切り替えるボール式の感震ブレーカーアダプターがすでに市場に出回っているが、ボールと紐を利用するがゆえにスイッチに命中する精度が乏しくなる課題点があった。「ヤモリ」はそれを克服した製品といえる。
まず一つが確実にブレーカーを遮断できる点だ。スイッチの位置に応じて設置ができるように高さ・長さ・奥行の調整ができる。また、シンプルに作動するため誤作動も起きにくい。
製品の裏には接着テープが施されており、一般人でも簡単に取り付けられる。

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