大和ハウス工業(本社・大阪府大阪市)は、賃貸住宅の新商品を発売した。太陽光発電を標準搭載した環境対応型賃貸住宅「セジュールエコハ」と、2階建て賃貸住宅の基幹商品となる自由設計賃貸住宅「セジュールウィット」の2種を市場に投入する。
「セジュールエコハ」は、エコ・省エネを意識した商品。窓ガラスの標準仕様を高断熱複層ガラスに変更したことで、断熱性能が向上。あわせて、太陽光発電システムやエコキュート、IHクッキングヒーターなどを標準搭載したことで、1990年当時の同社賃貸住宅と比較してCO2排出量を約63%カットした。居室内の照明器具すべてに蛍光灯を採用しているため、入居者の年間光熱費も大幅に削減できる。自然の風や太陽光を室内に取り込むことで環境負荷を低減させた。その他、省エネ・節水アイテムも採用している。なお、太陽光発電システムは、1kWあたり13万円の同社独自補助金を設けている。本体工事価格は1坪当たり46万円台から。年間500棟の販売を目指す。
同時に、賃貸住宅の基幹商品「セジュールシリーズ」を再編、2階建て賃貸住宅商品「セジュールウィット」を発売した。自由設計型のため、土地条件や法規制などで制約のある案件でも対応可能。単身からファミリー層まで対応可能。本体工事価格は坪当たり38万円から。年間販売目標は3000棟。